イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS 峯坂沢の白を探る (続編) 

<<   作成日時 : 2014/08/07 23:00   >>

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前回記事の続編を書くつもりなど全く考えていなかったのだが、まだなんとなく引っかかるものがあり、峯坂沢の白の正体にもう少しこだわってみたくなった。
しかし知識のなさはどうしようもなく、素人がいくら考えても結論はだせない。いっそのこと専門家に聞いてみようと「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している平塚市博物館を訪れてみることにした。

浅瀬ゲート[6:52]…峯坂沢出合[7:31]…峯坂沢…左岸の林道[9:10]…峯坂峠[9:32]…県境尾根…世附峠[9:57]…世附川[10:35]…浅瀬ゲート[10:46]

学生時代、地学や化学の時間といえばお昼寝タイム。水素の次がヘリウムだろうと何だろうと、どうでもよかったが、40年以上経った今、もっと勉強しておけばよかったと悔やむことになろうとは思ってもいなかった。
というわけで自己満足のため平塚市博物館を訪れた。受付で訪問の意図を告げ、地質担当の学芸員に取り次いでもらって面会することができた。急な来訪にもかかわらず快く会っていただき、持参した峯坂沢の写真を見てもらった。しかし写真だけではどうにもわかりづらい。やはりサンプルを取ってこなかったのは失敗だった。
要領を得ない説明と素人写真では専門家の先生といえども何であるか断言するのは難しい。可能性としていろいろお話をうかがったが、なにしろ基礎知識がないイガイガには理解不能なこともありあやふやである。これはもう一度峯坂沢を訪れて標本を取ってくるしかないなと思い、後日、時間をつくって峯坂沢を訪れることにした。

仕事をサボって峯坂沢へ、今回はご教示頂いた秘密兵器の持参である。

画像それがこれ!
ご存知、トイレ用洗剤「サンポール」

酸性のトイレ洗剤で、最近は塩素系に押され気味なのかあまり見なくなったような気がするが、便器の黄ばみにはいまだ最強伝説があるトイレ用洗剤だ。
もちろんこれで三保山荘の便器を磨きに行こうという訳ではなく、峯坂沢の白が石灰を含んでいるかどうかを調べるためのアイテムである。
サンゴや貝類などの生物を起源とする石灰岩は主に炭酸カルシウム、酸をかけると反応して二酸化炭素が発生する。なので塩酸が主成分のサンポールをかければ二酸化炭素が出るので石灰分があるかどうかわかるということだそうである。
もちろん受け売り、このことは中学校で習うらしいのだが、化学の時間はお昼寝タイムだったイガイガが知るわけもない。

採取した岩片は出合の2m滝の緑がかった岩(=@)
林道からすぐの3m滝の白い岩(=A)
そして、白い流れの源と思われるあたりにある赤茶と白っぽい岩(=BC)
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下は採取した露頭で、左上が@、右がA、左下はBとCである。
画像画像画像

画像試しにCの岩片を現地でサンポール実験してみた。
濡れていたためか反応がよくない。
結局、よくわからないので家に持ち帰ってから改めて実験してみることにした。

下は帰宅後よく乾かしたCの岩片、サンポールを数滴たらしてみるとプクプクと二酸化炭素らしい泡がでてきた。しばらく見ていると表面の白い粉と小さい亀裂から泡がでているようだがそれ以上の変化はなかった。
これでこの岩には石灰分が含まれていることがわかったが、表面と脈の部分だけが反応しているように思う。

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下流で採取した岩も試してみたが、顕著な反応がみられず、付け焼刃の実験ではよくわからない。ということで日を改めて、ふたたび平塚市博物館を訪れた。

今回もご多忙中、快く会っていただけた。今度は現物を持参しているので話は早いが、素人的には余計にややこしくなった。石灰分が流れ出ていたことはわかったが、だからといって石灰岩と単純に決められるものでもなく専門的にはもう少し深いようである。
もうこれ以上は素人にはお手上げ。いくつかの可能性と、石膏であることも考えられると教えて頂いたが、知ったかぶりでそのへんのことを書けるほどの知識はなく、ボロが出る前にやめておこうと思う。

持参した岩と写真はすべて寄贈してきた。あとで鑑定していただければきっと答えがでると思う。もっとつっこんだ話を期待していた人には、余計に中途半端な結果になってしまい申し訳ないが素人ではここまで。なにしろ、自己満足でやっていることであり、化学的に追及するつもりなど毛頭ないのでここまでやれば本人的には充分納得している。
もし鑑定結果がでるようでしたら、ここに追記しようと思いますので、ご容赦ください。

2014.8.7(木)

 
《今回のルート図》
 

 ※前回記事はこちら

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
イ師匠 おつかれさまです。
炎色反応というやつでどうかな?と思いましたが
http://www.d2.dion.ne.jp/~hmurata/goro/ensyoku.html
MSHKパパがJrを引き連れて夏休みの宿題やっつけてくれるに
違いありませんぜ!
TI-AEK29
2014/08/11 22:38
これ以上は頭が痛くなるので、夏休みの自由研究はおしまいです。
TIさんも、おうちでググってばかりいないで、たまには現場におでかけください。
イガイガ
2014/08/12 05:01

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