イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS 峯坂沢(湯ノ沢)の白と赤

<<   作成日時 : 2016/07/30 23:00   >>

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興味深い地図が載っているとM氏から情報をもらい、BAZUさんの「自転車放浪記(足柄縣ブログ)」を見てみると、昭和初期のものと思われる世附山域の詳細な概念図が掲載されていた。当時の様子を思い起こす書き込みもあり、中でも、峯坂沢(湯ノ沢)左岸尾根の「三保金鉱」の文字と小屋のマークが興味をひくところだ。
峯坂沢(湯ノ沢)へは、沢筋の異様な白さが気になり、その正体を解明しようと訪れたことがある。そのとき、沢の中に坑道らしい横穴があるのを見ているのだが、どうやらМ氏、「三保金鉱」との関連が気になるようだ。好奇心旺盛な二人、さっそく探訪してみることになった。

山口橋[6:40]…湯船林道…不老橋[7:06]…峯坂沢…湯船林道[8:48]…峯坂峠[9:35]…峯坂沢右岸尾根下降…水ノ木幹線林道[10:07]…峯坂沢出合[10:16]…峯坂峠[12:40]…湯船林道…白ーノ頭(シラクラノアタマ)南東尾根…山口橋[14:35]

きょうはあえて静岡県側からのアプローチである。世附川の上流域に入るなら、浅瀬から水ノ木幹線林道を行くのが一般的だが、林道が整備される前は、柳島から峠を越えるルートが普通だったようである。

車は駿河小山から柳島の集落を抜けて山口橋の近くに置き出発する。
まずは、地形図に鳥居マークのある、近くの山ノ神に立ち寄りご挨拶、
質素ながら趣のあるお社だ。
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ここからは、峰伝いにいく峯坂林道と沢沿いをいく湯船林道に分かれるが、
沢沿いをいき、不老橋から昔の径路を探ってみるため峯坂沢に入ってみた。
ゆったりした沢筋だがかなり荒れていて径路の痕跡などまるでみつからない。
旧径路探しはあきらめ、そのまま沢通しにいく。
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こんな感じのナメもあるが、全体としてはダラダラとした沢である。
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北東に詰めると世附峠にでてしまい、本日の目的方向からはやや遠くなる。
どこを詰めても大差はなさそうだが北西の左俣に入ってみた。
地形図を見れば等高線の間隔が広く、このまま核心もなく林道まで詰め上げるのだろうと思っていたら予想外の滝場があらわれた。
せっかくなので…

最初の関門
本来は左右に流れのある滝のようだが、左の落口に岩が詰まっているのが残念。
ここは右上から巻いていく。
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続く4mは巻きながら見物。右に曲がってクランク状になる。
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左の曲がり返しは3mの滝と4mの流れが続く。
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核心となる二段7m、右の岩場を登って越える。
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ゴルジュをすぎれば再びおだやかな流れになり、
詰めにありがちなザレ登りやヤブコギもないまま湯船林道にたどりついた。

湯船林道をずっと歩いていては峯坂峠にたどりつかない。
地形図にある破線ルートを歩こうと思ったのだが分岐はみつからず、
みつけた径路も消えかけていて廃道状態、適当にたどって峯坂峠に着いた。

世附川までの下降ルートを峯坂沢の左岸尾根に取り、くだりながら地図の小屋マークを探ってみたのだが、この尾根、平成23年の台風9号で崩落した水ノ木幹線林道復旧のために造られた代用の林道があり、ほとんど削られてしまって小屋の痕跡など見つかるわけもない。
もちろんそれほど期待していたわけではないので落胆はしないが、今度は峯坂沢を出合までいって沢をさかのぼってみる。

沢の異様な白さについては、過去のブログでふれていて重複するのでリンクをつけます。

 前回の峯坂沢探訪   【前編】 【後編】

この沢、下流は白だが中流以降は鉄サビ色の赤が目立つ。
右岸にあった人工的な穴は、試し掘りのものかな。
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地層の境目に埋もれた穴を発見。
周りに積もった泥を掃除してみると、鉄サビ色の水があふれだした。
あきらかに坑道口のようだ。
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ここも坑道らしいのだが、スコップもツルハシもないので掘りだすのはあきらめである。
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これはまぎれもなく坑道跡。
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入口付近の泥を蹴りだすと中に溜まっていた石灰混じりのヘドロが一気に流れ出た。
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中はこんな感じ。
ストロボ撮影してみると、奥の壁に光る白いモノが…、ナンダか気になる。
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坑道内はドロドロの底なし沼状態で入れず。
このあとも埋まった坑道がないか、沢を詰めながら探してみたがそれらしいものはみつからなかった。


世附川の周辺にはいくつか鉱山の跡があり、金を掘っていたという話も聞く。また、一時期、醍醐天皇の財宝が埋まっているという風評が広まり、本気で宝探しをしていた人たちがいたとも聞く。峯坂坂の坑道がどんないきさつで掘られたものかは分からないが、いろいろ勝手な推察してみるのも面白い。好奇心を満たすだけの単なる自己満足の世界とはいえ、いい歳したオヤジが二人、真剣な顔して泥んこ遊びしている姿、想像してみてください。笑えますよ。

2016.7.30(土)

  М氏のブログ記事

  《今回のルート図》

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