イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS 地蔵平周辺探訪

<<   作成日時 : 2016/12/10 23:00   >>

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昭和52年の昭文社エアリアマップをみていたら、上ノ原から二本杉峠までの所要タイムが1時間で、二本杉峠から地蔵平までは50分となっていた。へぇ〜、昔は後半のタイムの方が早かったんだ…
現在は、二本杉峠から地蔵平間は荒廃が進んで、とてもこのコースタイムでは歩けないが、久しぶりに歩いてみたくなり、径路の現況確認も含め、地蔵平に行ってみることにした。

大室生神社[7:25]…二本杉[8:15]…道志歩道…地蔵平[9:35/10:00]…地蔵沢林道…大滝沢橋[10:27]…地蔵の尾に取り付く[10:40]…奥野歩道[11:46]…大滝峠[12:20]…屏風岩山[12:50]…笹子沢左岸尾根…岳山[14:00]…笹子沢橋[14:12]…大室生神社[14:20]

上ノ原の大室生神社から歩きだし、細川沢左岸の杉林の中を折り返えしながら登っていく。ミツマタの時季になると人出も多く、よく踏まれた水平路を歩くことおよそ50分、二本杉峠に着いた。
ここまでは今でもメジャールートなので、よく整備されており、ゆっくり登ってきても当時のコースタイム内で十分歩ける。

問題は二本杉峠から西側の中腹をからんでいく道志歩道で、今は廃道となっているため、崩落や土砂崩れがあっても、保全されることなく放置されている。しかし、荒れているとはいえ、大半は歩ける径路が続いていて、ザレ場、ガレ場の通過に慣れているバリエーション好きならこなしていける。
ただし、深く入り組んだ沢の横断地点となると危険な箇所が多く、ひとつ間違えれば崖下に転げ落ちてもおかしくないところもあるので、慎重さはかかせない。数箇所ある難所をこなしながら、二本杉峠からおよそ80分、40年前の昭文社のコースタイムより、20分ほど余計にかかって地蔵平にたどりついたが、新たな崩落箇所や要らぬマーキングもなく、落ち着いた道のりだった。

地蔵平は何度も訪れているが、ほとんどお地蔵さまに挨拶をすませたら素通りなので、じっくり探索したことはなかった。かつての集落の痕跡を探ってみることにした。

下の図は昭和46年の山と渓谷社発行「丹沢 道志山塊 三つ峠」(羽賀正太郎著)より転載したもの、
地蔵平が無人になった当時の周辺図である。

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かつて人夫長屋があったと思われる跡地の石積。
下は、竃(かまど)の跡かな。
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大正9年、豪雨による鉄砲水で、集落が壊滅してしまったときの「遭難者精魂碑」(左)と
大正12年の関東大震災の被害者を慰霊した「大震災殉難者精霊碑」(右)
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左は電線接続に使う絶縁具の碍子(がいし)、右は森林軌道のトロッコを繋いでいた連結器かな? 

無数に散乱している酒瓶の中にあった、中身が半分以上残っている瓶。
フタをみたら養命酒、40〜50年たった熟成の一品だ。
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サントリーのヘルメス(HERMES)、エルメスかな?
名前から受ける印象はかなり高そうだけれど、呑んべのオレも知らない酒だ。

山の神は少し離れた下流側の小高いところにある
昭和17年に、それまであった小さな祠を大きなものに建て直したそうだが
今ある社が当時のものかは分からない。
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子育地蔵であるこの地蔵さま、昭和30年に現在の場所に安置された。
それまではセギノ沢と地蔵沢(バケモノ沢)の合流地点であるマルサン平といわれた高台にあったのだそうだ。
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ザックリと周辺を探っただけだが、いまだに当時の匂いのするものは残っているようだ。じっくり探せばもっと懐かしいものがでてくるかもしれない。

さあ、いつものように、帰りのルートは決めずにやって来たけどきょうはどうやって戻ろうか・・・
セギノ沢沿いをたどる権現歩道で大滝峠に登ることも考えたが、やめて地蔵尊があったことから地蔵の尾と言われていた地蔵沢(バケモノ沢)右岸の尾根を登り、1000m付近から奥野歩道で大滝峠までたどって、あとは屏風岩山を経由して笹子沢左岸尾根をくだって帰ることにした。

地蔵沢右岸尾根の、奥野歩道が横切っている箇所の目印となる古い道標。
腐った横板はすでに落下、縦杭も朽ちて、あと何年もつことやら…
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バリエーション愛好家の好奇なルートである奥野歩道も、荒廃がどんどん進みいつまで歩けることやら…
かつて大滝峠にあった注意喚起の案内板も今は外され、なくなっていた。

屏風岩山からの下りは笹子沢左岸尾根、笹子沢イデイリ沢分界尾根というべきか、それはともかく、しっかりと径路があり歩きやすいので問題ないが、終盤で岳山(467m)をすぎてから、最後の最後の末端まで行ってしまうと、すぐ下に道路が見えているのに降りられない。結局、笹子沢バンガローの敷地内を通らせてもらわないと戻れないので、管理人がいるときはトラブルにならないよう注意が必要なようである。

 2016.12.10.(土)

《今回のルート図》

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