イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS 大谷沢右俣で涸棚登りを楽しむ

<<   作成日時 : 2017/07/15 23:00   >>

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おやおや、年甲斐もなくまたこんな危なっかしいことやってとお叱りを受けそうだがご安心を、これは写真の撮り方のマジック、実際は手放しでも登れる程度の岩壁で、ホールド、スタンス豊富な階段状、快適な涸棚登りです。

日陰沢橋[6:48]…大谷沢(オオヤサワ)出合[7:10]…連瀑帯入口F1[7:30]…滝場脱出[11:00]…ゴーロ帯歩き…1040m三俣から右俣[11:27]…右俣の左俣[11:34]…涸棚帯…大室山[14:42]…県界尾根…日陰沢新道…日陰沢橋[16:32]


日陰沢から右に岐かれて大室山に突き上げる大谷沢、二度、三度大室山まで登っているが、いずれも地形図に水線のある大室山西ノ肩に詰め上げる沢を歩いていた。前半のゴルジュ連瀑帯が終わってしまうとゴーロ歩きが続く印象だった。しかしAYさんによると、1040mの三俣で右に入れば、山頂直下まで快適な岩登りだという。
流程が長いので体力がもつかどうか不安だが、大谷沢を徹して歩きたいというAYさんと登ってみることにした。

日陰沢橋から東海自然歩道を犬越路方面に向かい15分ほど歩くと、大谷沢入渓の目印となる“大”の字だけ焼け焦げ「●谷沢」となっている標柱が立っている。ここから日陰沢に降り、右に分岐する大谷沢へと入り、最初の鉄骨立て掛け堰堤を左から、続く堰堤は右から越えて、最後のコンクリ堰堤を右のトラロープをつかんで越えていくと、前方に切り立った崖に囲まれ連瀑帯の入口となるF1と奥に続くF2が見えてくる。

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右上の写真F1は落差4mほどだが、水流沿いを登るとなると少々微妙だ。左の岩壁なら登れそうに見えたのでトライしてみたが確保なしでは自信がない。無理せず右岸を高巻くことにした。
しかし高巻きもかなりリスキーで、斜面はザレザレ一歩踏み間違えれば下まで滑り落ちそうで気が抜けない。40mぐらい登ったところからトラバースしてF2もまとめて巻き、沢に戻った。
右の写真はF2落口に立つAYさん。

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沢が左に曲がるとF3(写真左)、滝下の釜がガレで埋まって前よりも低くなった気がする。
右岸に垂れるワイヤーロープは使わない方がよい。
ここは右から回り込むように越えていく。
両岸切り立った崖にはさまれた狭い谷間を進んでいくと、いっそう両岸せばまり、クランク状となったゴルジュの中にF4が流れ落ちているのだかつての雄姿は消失して見る影もない…(写真右)

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周辺の岩壁が崩れ落ち、暗かったF4周辺は明るくなった。
左奥から勢いよく流れ落ちていた水流は岩隗で埋まり、迫力が消されてしまった。(写真左)
右は7年前のF4、巻きながらほぼ同じ場所から撮ったものだがまるで違う滝だ。

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F4越えはゴルジュ入口から右のルンゼを40mほど登り、
左岸をトラバースして沢に戻るのだがこのルートもかなり悪くなった。

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F4を巻いて沢に戻ると、ふたたび適度な滝場となる。沢風景4枚。
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4枚目の写真の滝はちょっと面倒、左壁に古いスリングがあり手が届けば、へつれそうにも見える。
しかし、体が重くなった今ではムリ。少し戻って右岸のルンゼを登り、
岩壁の下にあるバンドをトラバースして滝をすぎたあたりから一枚岩の岩壁にロープを出して下降する。

画像連瀑帯最後の8mの棚

これを越せば
地形図にある岩場マークからの脱出である。
今までの遡行では
乾いた階段状の左壁を登って越えた記憶がある。
しかしよくみれば
右の壁もホールドがしっかりしていて登れそうだ。
今回はこちらから登って越えた。

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滝場を抜けると
この先しばらくはゴーロ歩きとなり、
エスケープルートとなる作業径路が
940m付近で横切るのだが
意識していないと気づかず通りすぎてしまう。

滝場の三度の高巻きで、すでにバテバテ、大室山の山頂まで行けるかどうか不安になってきた。
普段はほとんど休まないのだが今回ばかりは休み休みでゆっくり登っていく。

1040mで沢が三俣になったところで目的の右俣に入る。
さらに50mすすんだ二俣を左に入ると、ここからは水の涸れた岩床が続く涸棚の連続だ。

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確保なしでも安心して登れる涸棚ばかりで楽しいが、もちろん細心の注意を払いながら登る。
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標高差にしておよそ500m登らなければならず、さすがにくたばった。
体の周りを衛星のように飛びかうブユもうるさい
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涸棚が終わり、アザミのトゲが痛いトリカブトの密生する泥斜面をヒーヒー言いながら登っていく。
植生保護柵を回り込んで、ようやく大室山山頂に着いたのは沢に入ってから7時間以上、
長かった〜というよりも体力ねえなあ〜と実感…

誰もいない山頂で息を整え帰り道は余計なことせず、県界尾根から日陰沢新道をくだって日陰沢橋へ。
北丹沢トレランのコースとなりよく整備された日陰沢新道は歩きやすい。
下山は2時間弱で戻ってきた。
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滝場でエネルギーを使い果たし、山頂まではとてもムリと思ったが、涸棚帯に入って気持ちは持ち直したものの如何せん体がついてこない。
30m登って一回休めばいつかはたどりつくさというAYさんの言葉に騙され、いや励まされ、なんとか登り切った。
AYさんありがとうございました。
カエデの木が目立っていたので今度はルートを変え、秋の紅葉時季に一度訪れましょう。

 2017.7.15(土)

《今回のルート図》

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今度は紅葉狩りがてらですね!
AY
2017/07/24 06:02
秋には安直ルートでお願いします
イガイガ
2017/07/24 06:48
きびだんごなしでもお供します!うっきー!
utayan
2017/07/28 21:16
団子より
イガイガ
2017/07/29 05:12

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