夕日の滝と金時山

なんだか富士山が眺めたくなり、ちょっとばかり丹沢山塊をはみだし、箱根外輪山の金時山へいってみた。
足柄方面からのアプローチなので、麓の地蔵堂までいってみると、なんと登山ルートの入り口には通行止の案内が…
なんてこったい! 
どうやら、昨年の台風19号の影響が残っているらしいのだが、被災して一年近くたち、状況もだいぶ落ち着いたはず。
まっ、行きゃ何とかなるでしょと、案内は見なかったことにしてそのまま進んでいくことにした。

きょうは時間も体力も余裕の山歩きなので、あわてることはない。
まずは夕日の滝に立ち寄り、そのあと落口に回り込んで、上からのぞいてみるつもりである。

ご存じ“夕日の滝”
名前も場所も若干俗っぽいけど、シルクのベールのような流れは魅力的だ。

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しばらくシルキィな流れを楽しんだら
いったん戻って登山道を大きく迂回、落口まで回り込んで夕日の滝の落口を見物する。

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滝下からのイメージと、落口に立った眺めってけっこうギャップがあるんだよな…
その落差がイイんだけどネ。落口だけに (笑)

そんなこと、思いながら写真を撮っていると、ホラ貝のブゥォ~という音色が近づいてきた。
もしかして滝行やるの? 盗撮小僧のように落口をのぞきこんでいると、白装束をまとった集団があらわれた。

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滝下から気合いを入れる雄叫びが聞こえてきた。あれ?雌叫びもまじっているな。
どんな修行だか知らないけど、滝水に打たれているところに上から石を落としたらたいへんだし、
なんだかのぞき見しているようでイヤだ。
邪魔をしないようにこっそりと立ち去り、ここからは金時山へとむかう。

地蔵堂から二本ある登山ルートのうち、右のルートを行く。
看板にいつわりあり。こちらのルートは何の障害もなく、足柄峠から続く金時山登山道の847m付近ゲートに合流した。
ここまで来ればあとは南へ一直線、962m猪鼻砦(丸鉢山)でやっと山頂に雪をいただいた富士山に出あえた。
あとで聞いたら、先週月曜日の初冠雪はフェイクニュース、
気象庁的にはきょうが初冠雪らしい。けっこう適当だな。

でも西から雲が接近中、朝はスッキリ晴れていても、10時をすぎると雲に隠れることの多い富士山、
山頂まで間に合うかな… 現在 9時15分

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ここから標高差250mの急登を一気にこなす金時山登山の本番なのだが、現在登山道の一部が崩落していて通行止め扱いになっている。
でも、迂回路の簡易的補修はされているので通行は可だ。ただし、あくまでも自己責任なのでそこはよろしく。

今の体力なら、250mの標高差はだいたい40分かな…
黙々と登り、想定どおり10時前に山頂へ着いた。
富士山の方角をみると、やっぱり雲がせまりギリギリだ。現在 9時55分。

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5分とたたず雲に覆われ完全アウト! 現在10時
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こちら大涌谷から芦ノ湖方面。
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しばらく待ったが姿をみせる気配なし、あきらめて早々に下山することに。
帰り道は、猪鼻砦から夕日の滝にむかうショートカット路の金太郎コースを使うことにしたが
分岐に「通行止」の張り紙がここにもあった。

普段もっと危ないところで遊んでいるので気にすることなく進入する。
入ってしばらく、東に向かう尾根のルートはまったく問題なく快調。
750mあたりから北東にくだり、やがて沢沿いのルートになると、
濁流に呑まれたらしく荒れていて道がはっきりしないが、方角さえ外さなければやがて径路に復活、やがて朝歩いたルートと合流した。

地蔵堂の駐車場まで戻ってくると、ちょうど正午のチャイムが鳴りだした。
せっかくここまできたので“万葉うどん”の湯うどんでも食って帰ろうかと思ったのだが、時間帯が悪く注文待ちのお客でいっぱいだ。
店も接客の余裕がないのか、「いらっしゃい」もなければウンもスンもない。
気の短いオレ、ゆっくり待ってまで食うわけもなく即刻やめ、機会があったらまた食いにきましょう。
てなわけで、本日の山遊びはこれまで。

2020.9.28(月)

地蔵堂[7:00]…夕日の滝[7:20]…夕日の滝落口[7:50]…金時山登山道…金時山[9:55/10:10]…猪鼻砦(夕日の滝分岐)[10:35]…金太郎ハイキングコース…地蔵堂[12:00]

《今回のルート図》

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