雨後の西沢本棚沢へ

前日の大雨が朝までにあがり、天候が回復した日など、
滝好きにとってはじっとしていられない、沢歩き日和である。
とくに普段は水の流れがない涸棚や、あっても情けない流れのチョロ滝など、
違う姿をみせてくれるのでワクワクし、訪ねるには絶好のチャンスである。
そんなわけで西丹沢西沢の本棚沢を訪れた。

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きょうはあまり遅くなりたくないので早速出発、河内川の吊橋を渡り西沢へ。
40分ほど歩くと本棚沢の出合、本棚もカラ棚もここからでは望めないが、
奥にすすむにつれ瀑音が響き、いつもはチョロチョロのカラ棚が
堂々と水を落とし、姿を現した。落差は100m、いやもっとあるかな…
普段は名前のとおりの涸棚だが、大雨が降ると姿を見せる大棚だ。

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どん詰まりの滝広場に近づくと対峙する本棚も姿を現した。
両雄相成る見事な共演だ。

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左に本棚                   右はカラ棚
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毎回眺められるわけではないので、じっくりと観瀑&撮影を楽しんだあとは本棚を越える。
右岸の枝沢から斜面に取り付き踏跡をたどって小尾根を越えると本棚の落口へ。

対岸にはカラ棚の流れがみえる。
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落口のすぐうしろに続くF2(6m)
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F2から上に続くF3をみる。
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右岸を巻いてF3(8m)の下に下降。
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右岸にもどってF3を越え、ふたたび沢にもどるとナメ床になり、
左に曲がって現れるのが倒木が寄り添う12mのF4

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右岸に取り付いてザレた踏跡たどり、落口左にトラバースして抜ける。
本棚から続いた棚場もここで終わり、しばらくはナメとゴーロの平流になる。

三連のゆるいナメ棚は歩いて越える
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少し間隔を開けて現れる7m棚
下から見えないが落口の先にはナメ棚が続く。
右からザレを登って落口横にトラバース。

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赤肌の岩の至る所から水が湧き出している湧水の棚。
流れ落ちた岩屑や流木で棚下が埋まり落差は4mくらい。

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右から越えていくと沢はゆるくナメ状に続き、
大岩を真ん中に挟んだナメ小棚をすぎた先の二俣を右の沖のゴウヅクボに入ってしまった。
間違いではないのでそのまま詰めてもかまわないが、沢筋があまりよくない。
引き返して本流筋へ。

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右から越えていくと沢はゆるくナメ状に続き、
大岩を真ん中に乗せたナメ小棚を水流沿いに登り、
先の分岐を右に行くといつもと違う。
どうやら沖のゴウヅクボに入ったようだ。
間違いではないので、そのまま詰めてもかまわないのだが、
沢筋があまりよくないので引き返し本流筋へ。

やはり雰囲気はこちらの方がよく歩きやすい。
最後は下棚沢と本棚沢の分界尾根の付け根に突き当たり、
手前から回り込んで尾根に上がった。

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ここまでくれば、うっすらと続く踏跡をたどっていけば畦ヶ丸の登山道に合流、
ひと登りすれば山頂である。

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長居は無用、即刻退散したいが、
帰り道の入口がふさがれているので横から大回り。
あとは、畦ヶ丸の南東稜を快適にたどり、
混み合う時間帯の前に戻ってこられた。

なんとはなしに止まっている車を見ると、他県ナンバーのなんと多いことか…
自粛、自粛って、もうみんな飽き飽きってとこかな。

 2021.04.18(日)

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