コガネネコノメソウを探す

柄にもなく、可憐なコガネネコノメソウがトップの画像でいじられそうだが、「神奈川県レッドデータブック生物調査書2006」によると、「絶滅危惧Ⅱ類」に分類され、産地が極限された絶滅の危険が増大している種だそうだ。 花への執着はそれほどでもないが探索ごとは大好き、希少種と聞けばなおさらで探さずにはいられない。 急きょ予定を変更して、コガネネコノメソウ探しに専念することになった。 三国峠[…

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玄倉から山神峠、旧径路を廻って仲ノ沢へ

昭和29年に玄倉林道が全線開通するまでは、玄倉と玄倉川の上流域をむすぶ重要なルートだった山神径路。もちろん何度も歩いているが、玄倉から山神峠にむかう旧径路途中に一部あいまいな箇所があり、本来の径路をきちんとたどらないと気がすまない性分としては気になっていた。きょうは、そのあいまい地点のルート確認ともうひとつ、山神峠から大ブナの山腹をからんで玄倉川に下降し、芋ノ沢ノ頭南側鞍部から仲ノ沢林道に至…

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大金沢から尊仏詣り

天気もよさそうだし、明日はどこに行こうかなんて考えていたところへ、AYさんからお誘いが。行き先を尋ねると、寄から鍋割峠を越えて箒杉沢に入り、大金沢を遡って尊仏岩跡にズバリ辿り着きたいという。いかにもAYさんらしいコースどりだ。帰りのルートも、鍋割山稜からわざわざ本沢に下り、あらためて後沢乗越に登り返して寄に下るという 変則的なコース、この華奢な脚がもつかどうか少々不安だが、面白そうなのでご一…

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慰霊碑探しと諸子平周辺探索

玄倉林道が工事中だった昭和20年代後半こと、塔ノ岳からユーシンにくだり、玄倉に向かった若い女性ハイカーふたりが、玄倉川で溺死するという事件があった。その遭難事故のあと、林道工事関係者のあいだで、たびたびズブ濡れの若い女性ふたりに遭遇するという幽霊騒ぎが相次ぎ、成仏できずにいる魂を供養のため林道近くに慰霊碑が立てられたという。この話は、以前から知っていたので玄倉林道を歩く際は意識していたのだが…

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大栂周辺古道探索

本日の山遊びは、shiroさん、レガーさん、はっぴーさん、M氏、それにオマケで参加したイガイガの曲者五人衆。 どうしてこの五人が一緒かは、自分でもよく分かっていないので他のメンバーのブログをみてもらうとして、とりあえず課題としたのは、道志から菰釣山に登り、南稜の大ダルミにくだって大栂の西側山腹をからむ径路を探索すること、そして大栂の南側から東の斜面をトラバースする城ヶ尾歩道を検証してみると…

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山始めは年越し課題の解決から

昨年6月、M氏と捜索した米旅客輸送機スーパー・コンステレーションの未回収エンジン。大山近隣の墜落現場周辺の探索では、散乱した残留物は多数発見することができたものの、一番の目的だったエンジンは見つけだせず、不完全燃焼のまま終わってしまった。諦めきれず、昨年末に単独で探してみたがまたも不発、内容のない山歩きにブログ記事にすることなく終わってしまった。 しかし、年越しの課題となったエンジン探しだ…

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サガミジョウロウホトトギス速報 2017 

2017年8月30日、表丹沢某所某沢。 稜線直下に咲くサガミジョウロウホトトギスの宝庫を訪ねてみた。 まだ固いツボミも多く、見頃には少し早かったが、咲きたての瑞々しい花も多くみられた。 今週末から来週にかけてが最盛期となることだろう。   ※続きの更新はありません。   2017.8.30(水)

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世附川“夕滝”の全貌

山肌を割き、幾段にもなって世附川にそそぎこむ姿は優美で、その癒される景色全体を称して“夕滝”と呼んでいる。しかし、よく見れば、一つ一つが独立した立派な滝でその連続、一連の滝として眺めてしまうにはもったいない。夕滝の全容がみたくてでかけていった。 浅瀬ゲート[7:50]…水ノ木幹線林道…夕滝下[8:10]…夕滝最上段[10:00]…不老沢遡行…不老山林道[11:43]…大屋沢左岸尾根下降…

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二ノ沢の遺構と休泊所

明神峠から、水ノ木幹線林道をくだった二ノ沢と三ノ沢の合流地点には謎の遺構があり、以前このブログでも記事にしたことがあった。そのときは思い込みから、ここを「二ノ沢休泊所」と決めつけてしまったが、御料地見廻り役人の宿泊所にしては造りが不自然で、もしかすると誤った情報を発してしまったのではないかとずっと気になっていた。わずかな情報を頼りに、二ノ沢周辺の遺構を探索してみることにした。 まずは、…

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墜落したスーパー・コンステレーションの行方

丹沢山塊には、戦中戦後を問わず幾多の軍用飛行機が墜落し、一部はいまだに回収されず眠ったままになっていることは周知のことである。そのほとんどは、高山域の蛭ヶ岳や丹沢山などに集中しているのだが、比較的里に近い大山の周辺にも激突した米軍輸送機があり、過去二度の探索でも、正確な現場の特定ができずにいた。 今回、三度目の探索で、ようやく山腹に散乱する機体の破片その他を発見、そこが墜落現場であったこと…

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宮ヶ瀬大棚沢の“カネアナ”

宮ヶ瀬にある大棚沢、名前の由来となった大棚は宮ヶ瀬湖に沈んでしまい、今はその姿を見ることはできなくなったが、大棚沢には土地の人が“カネアナ(金穴)”と呼んでいた廃坑が今もまだ残っている。 連休最終日、退屈しのぎの高取山への散歩がてら、久しぶりに訪れてみた。 この坑道、訪れてみると分かるが、比較的近年まで採掘の作業が行われていた様子がうかがえる。 閉山時期や何を採掘していたのかなど詳…

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キュウハ沢のプロペラ探訪

戦中、戦後“魔の空域”といわれた丹沢山塊、なかでも蛭ヶ岳や丹沢山の周辺には日米を問わず幾多の軍用飛行機が眠っているようだ。キュウハ沢に眠るエンジンは有名だが、その上流域の一角にプロペラが落ちているという情報を聞きつけ、急きょM氏とardbegさん、nenetaさんの4人で探訪することになった。 塩水橋[7:00]…本谷林道…キュウハ沢[7:59]…エンジン慰霊碑[8:17]…中流域の埋…

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セドノ沢左俣大日鉱山 周辺探索

トップの写真は試掘の坑道内からトンチンカンを撮った写真です。 山歩きといっても景色のいいところを歩くわけでもなく、ひとっところをウロチョロするだけ 色けのない写真ばかり、やっぱり使う写真はみな同じだね。被写体はそれぞれ違うけど(笑) 戸沢出合[7:25]…書策新道…本谷沢F2へ下降[8:10]…セドノ沢へトラバース[8:15]…セドノ沢右俣左俣分界尾根登攀[8:25]…書策新道に合…

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女郎小屋沢左岸作業径路探索

2008年8月、М-Kさんの声掛けで始まったニカニカ集会も今回で17回目になるのだそうだ。 今回の開催場所はバリルート好きなら誰しも憧れる女郎小屋ノ頭で、三週間ほど前に下見をかねて訪れたときに歩いた女郎小屋沢出合左岸の作業用径路を,無念にも途中で見失なった。廃路マニアとしては行き先が気になるところだ。集会に参加する前に、この作業径路がどこにどうつながっているのか、検証してみることにした。 …

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大ゴリョウ沢と謎の祠

大ゴリョウ沢といってもあまりなじみのない沢の名前だが、早戸大滝に向かう途中、雷平先の左岸に段瀑となって流下している沢といえば分かる人も多いはず。白馬尾根末端の短い沢なのだが、出合からの連瀑はおもしろい。 大ゴリョウ沢で短く遊んだあとは、本谷沢にあるという謎の祠探しが始まった。 魚止橋[7:15]…雷平[8:10]…大ゴリョウ沢[8:30]…右岸径路で白馬尾根[10:20]…雷平[10…

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大棚のヤマンバ

世附の名瀑、大棚にはヤマンバがいるらしい。 ヤマンバとは深山に住み、夜な夜な出刃包丁を研いで迷い込んだ旅人を食っちゃうという怖ろしいイメージの伝説の老婆。もちろん、そんなのは昔話で、いまどき信じている人は誰もいませんね。もちろん私も信じていません… でもね、いたんですよヤマンバが。ホントだよ。 山口橋[5:25]…峯坂林道…天神山[6:25]…峰坂峠[6:52]…土沢出合[8:15…

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キュウハ沢の遺物探索

丹沢の沢や尾根を勝手気ままに歩きまわっていると、ときどき思いもよらない過去の遺物や遺構にめぐりあうことがある。今年4月、キュウハ沢を遡行していて偶然見つけた飛行機の主脚もそんなひとつ、あらためて探索好きのM氏と訪れてみた。 塩水橋[6:45]…本谷川林道…キュウハ沢[7:35]……水源[10:20]…天王寺尾根[11:45]…1129からキュウハ沢左岸尾根下降[12:13]…本谷川林道…

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峯坂沢(湯ノ沢)の白と赤

興味深い地図が載っているとM氏から情報をもらい、BAZUさんの「自転車放浪記(足柄縣ブログ)」を見てみると、昭和初期のものと思われる世附山域の詳細な概念図が掲載されていた。当時の様子を思い起こす書き込みもあり、中でも、峯坂沢(湯ノ沢)左岸尾根の「三保金鉱」の文字と小屋のマークが興味をひくところだ。 峯坂沢(湯ノ沢)へは、沢筋の異様な白さが気になり、その正体を解明しようと訪れたことがある。そ…

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“フネノ平”を探る

吉田喜久治さんの「丹澤記」を読んでいると、ときどき知らない地名や呼称がでてくることがある。変遷で一般的ではなくなった呼び名のこともあるが、土地訛りの呼称だったり、別称だったりと、調べても分からないこともある。“フネノ平”もそんな中の一つ、 神ノ川の近くらしいのだが、正確な場所が分からない。気になりだすとほっとけない性分は相変わらず。丹澤記の記述をもとに、自分なりの勝手な推理と推測で、フネノ平…

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青野原の旧径路を廻る

昭和4年測量昭和28年修正測量「青野原」に、本日歩行予定のルートをマーカーした図です。 当時はまだはっきり記されている破線の径路、かつて炭焼きや木こりが行き交った生活の要路も、今はさびれて歩く人もいません。そんな忘れ去られた青野原と鳥屋をつなぐルートを探訪してみることにしました。 青野原グラウンド[7:10]…道志みち旧道…寺入沢林道[7:30]…寺入沢(テライリサワ)左俣[7:55…

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ヨモギ尾根の巨ブナ探訪

幹周りおよそ5m、ヨモギ尾根の巨ブナです。 もちろん、丹沢山塊すべてのブナを知っているわけではないので、軽々しく“丹沢一”とは言えませんが、それに値する巨ブナであることは間違いないブナです。 地獄沢橋[7:56]…下熊谷ノ沢右岸尾根…ヨモギ尾根…ヨモギ平[10:45]…熊谷ノ沢7:56右岸尾根…清滝橋[12:01]…地獄沢橋[12:09] しばらくおとなしく、鳴りをひそめていた、は…

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華厳山の古木鑑定団

華厳山の西南の尾根に、なんの木か判らず気になる木があります。日立のコマーシャルソングではありませんが、名前も知らない、見たこともない、不思議な木です。 あるとき一人で訪れてみました。しかし未熟者の薄っぺらな知識ではなんの木か識別できません。なんとしても正体が知りたく、花立小僧さん、AYさん、はっぴーさんたちを誘い、謎の古木の正体解明に鑑定団結成です。 みやがせみち入口[7:14]…み…

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サガミジョウロウホトトギス 2015

9月5日、藤熊川タライ小屋沢水系の某沢と水無川水系の某沢、ふたつの花園を訪れました。 開花時季は一週間程度、限られた場所にしか自生しない希少種ゆえに訪れるタイミングも制限されます。少し早目とは思いましたが天気とのかねあいもあり開花状況を確認してきました。 札掛[7:46]…境沢林道…某沢A…行者岳[11:03]…某沢B…新大日[13:20]…札掛[15:27] 固いつぼみも多く、見…

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塩水の箒杉と弁天杉

丹沢の巨樹比べシリーズといったところでしょうか。シャレのつもりでやってみた三国山稜の天狗ブナと隠れブナの太さ比べが意外に面白かったので、引き続いての第二弾です。今回は、巨木ひしめく塩水川の流域で「箒杉」と「弁天杉」の古木比べです。 塩水橋[6:45]…塩水林道…小丸ノ沢出合…大ケヤキ…大イタヤカエデ…大トチノキ…アカガシ…箒杉…弁天沢横断…弁天杉…ワサビ沢横断…堂平…シオジ…塩水林道……

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三国山稜ブナくらべ

写真の二本の巨樹は、三国山稜にそびえるブナの古木です。 左は三国山の西側中腹にひっそりとたたずみ、見つけにくい場所にあるので“隠れブナ”と勝手に呼んでいるブナです。右のブナは畑尾山から北西の登山道脇に立ち、天狗さんことハンス・シュトルテさんが紹介して有名になったことから“天狗ブナ”と呼ばれようになったブナです。 どちらも立派で趣もあり、単に幹の太さだけを比較して甲乙はつけられませんが、や…

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白石峠の旧峠道再検証とシオジ探索

先週、白石峠を西に下り、道志へ至る峠道を踏査してみたが、事前の調査不足は否めず肝心なところでルートを外してしまった。このまま不完全燃焼で終わらすわけにはいかない。家に戻って手持ちの資料をあさってみると何のことはない、古い登山地図に解明のヒントがあった。さっそく再踏査に出かけたのはもちろんだが、まずは昭文社のエアリアを年代順に並べ、白石峠西側の峠道の変遷を少し検証してみることにする。 加…

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白石峠の旧峠道探索 その1

信頼できるはずの国土地理院の地形図も地名表記の位置がずれていたり、破線ルートが現状と違っていたりすることが多々あります。加入道山南方の白石峠もその一つで、1307mピークに「白石峠」の文字があり、ちょっと考えれば峠がピークにあるのはおかしいことに気付くはずです。これは明らかに間違いで、実際は北側のコルが白石峠になります。 1307mピークから東側に延びる破線ルートも現状とは大きく異なり違っ…

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赤沢の大カツラ、みっけた

はっぴーさんが見上げる大樹は、先週みつからなかった赤沢のカツラです。 リベンジ再訪でようやく見つけ出しましたが、前回どうしてわからなかったのか不思議なくらい自然な場所にありました。勝手な思い込みで反対側の岸を中心に探したのがいけなかったようです。とにかく立派なカツラに対面できて満足、満足でした。 箒杉下路肩駐車余地[7:00]…大滝橋…一軒屋避難小屋[8:24]…大滝峠[9:28]……

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またですかぁ…、懲りずに堂平へ

まさか三週連続で堂平行きになるとは・・・ カツラ? シオジ? それともサワグルミ?二転、三転で、どうにもはっきりせずモヤモヤが残ります。樹皮での判別は駆け出しのイガイガには難しく、やはり葉を見ないと自信のある答えは出せません。先週はまだ芽吹いていませんでしたが、そろそろ葉がでてきただろうと、確信の答えを得るため再々度の堂平訪問となりました。   (写真/左カツラ:右シオジ) 札掛[…

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鳥屋鐘沢の古木探訪

はっぴーさんがカッコよく構えて写している大木は、二年前に早戸川右岸の旧径路を探索したときに出会った鳥屋鐘沢支流の古木です。 ずっと知りたいと思っていた「この~木なんの木、気になる木~♪」を解決するため、AYさんと はっぴーさんとの樹木観察コラボです。 早戸川林道ゲート[7:42]…三日月橋[8:40]…本間橋手前[9:28]…坂戸沢(枝本間沢)沿い…蓬平ヌタノ丸鞍部[10:17]…カ…

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