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8月3日、丹沢のバリエーション・ルートの大先輩であるM−KさんのHP「俺の山紀行」の10万アクセスを記念してお祝いの会が行われた。 会場となったのはいかにもマイナー志向の集いらしく、唐沢川上流という、一般には説明しずらいところ。 当初、折り合いがつかず不参加表明していたのだが、コメント欄や掲示板でしか交信したことのない同志向の有志が集まるとあっては出席しないわけにはいかない。 何とか都合をつけ、直前になって急きょ出席することができた。 7月は何かといそがしい月だった。 このところ神経を使うことが増えストレスぎみな上、個人的にも落ち込むできごとがあったりして内心はかなりへこんでいる。 こんなときは山に逃げ込み発散するのが一番なのだが、その時間もなかなかつくれず、ブログの更新も一ヶ月間放置したままになってしまった。 今回も山の予定がたてられずにいたのだが、何とかM−Kさんの記念集会には参加したいと思い予定を繰り合わせ、どうにか時間をつくることができた。 出かけるからには俗世をはなれてのんびりしたい。 早めに出かけて、少し山を歩いてから集会に出席することに決めた。 集合場所として選ばれたのが、大山から北東に位置する唐沢峠を西にくだった石尊沢と南大山沢の合流地点である。 おととしの10月に、大山帰りの家族4人が迷い込み遭難した場所だ。 唐沢峠にはりっぱな東屋もあり、わざわざ通行止めの道を谷底までくだって行くこともないと思うのだが、そこがいかにもマイナーな山歩きを楽しんでいる面々の集会場所としてはふさわしい。 集合場所まではいろんなルートが考えられるのだが、のんびり歩くことを考え、ヤビツ峠から大山に登り、頂上でゆっくりしたあと大山北尾根を歩いて適当な支尾根をくだって唐沢川におりるルートをとることにした。 ヤビツ峠の駐車場は7時をすぎると埋まってしまうので、その前に車を入れ、ハイカーたちがやってくるまえにハイキングコースを歩き出す。 誰もいないハイキング道を小鳥のさえずりの中のんびりと登っていく。イタツミ尾根から富士見台の先で参拝路と合流し、上社の鳥居付近で締込み姿の地元若衆数人とすれちがうまでは誰とも会うことがなかった。 まだ朝の早い大山山頂はひっそりとしていて人っ子ひとりいない。 東側のベンチに陣取り、横になってぼんやり雲をながめているうちにしばらく眠ってしまったようだ。 となりのベンチの大きな話し声で目が覚めた。 年配者二人が誰はばかることなく、大声でとりとめのない会話をしている。 これをきっかけに、そろそろ集会場所へむかうことにした。 アンテナ塔の脇から北尾根に踏み込むとすぐに、以前はなかった柵が張られていた。脚立を利用して柵を越え、なだらかな尾根道を北に下っていく。 尾根の上は通り抜ける風が心地よく、自然林の残る北尾根はほんとうによい尾根だと思う。 もっとみんなに知ってもらいたいと思う反面、そっとしておきたい尾根でもある。 そんな快適な尾根道を歩いていくと森林整備用モノレールの軌道が尾根に沿って設けられていてちょっと興ざめ。 これも以前はなかったものだが、そういえばs−okさんの最新出版本「大山北尾根・支尾根」にも記述されていたのを思い出した。 通称ネクタイ尾根と呼ばれている石尊沢左岸尾根の下降開始地点には、目印となるネクタイがたくさん結ばれていたが今はすべて撤去されノーネクタイのままだ。 森林整備のため、その筋が片付けたのだろう。 このネクタイ尾根をくだっていけば集会場所まで一番早いのだが、まだ時間に余裕があるのでもう少し先まで行って大ノ沢の右岸尾根をくだってみることにした。 西沢ノ頭が左前方に見えだし、尾根筋も北西に変わる地点から北東にのびる尾根をくだっていく。尾根をくだりだすと黄色に赤の太いテープが目立つ。 テープには「BEN」の文字。 最近このテープをよく見かけるような気がする。 BENさんマークは控えめによろしく! この大ノ沢右岸尾根は、広くてなだらかで歩きやすいが、920mあたりから枝分かれしていくのでくだりでは注意が必要になるが間違えたとしても唐沢川に行き着くので心配ない。 今回は大ノ沢の出合方向ではなく、上流側に近い枝尾根を選び、920m付近から右の尾根にはいりくだっていく。 唐沢川まではあっという間であった。 降りたった地点から上流の唐沢川はほとんど水流がなく、まさにカラ沢状態だ。水の涸れた川原を歩き、古びた堰堤を越えれば集会場はすぐだ。 時間は予定の11時を少しまわっている。 そろそろみんなそろっているのだろうかと思いながら歩いていくと三人の人影が見えてきた。 近づいて挨拶をする。 初対面なのだが、M−Kさんはすぐにわかった。 あとのお二人はよくコメントをいただく「丹沢ウロウロ」のmassyさんと「わが丹沢山塊」を開設しておられる花立小僧さんと紹介される。 書き込みでのやりとりはあっても、実際にはお会いしたことがないのが何とも不思議な感じがする。 木陰を選び、さっそく会場づくりをはじめる。 ヒルは大丈夫だろうかなどと話をしながらブルーシートを敷いていると、この機会をのがすまいと飢えた山ビルが忍び寄ってきた。 すぐに会場を乾いた砂地に移動し、あらためて乾杯の段となったとき「シチミの丹沢散歩」のシチミさんが愛犬シチミ隊長を引きつれ到着。 シチミ隊長はかなりの高齢とのことでへろへろなご様子、よくここまで頑張ったがしばらくは息も絶え絶えだった。 あらためて乾杯! 同志向の者たちのことすぐにうちとけ、シチミさんの熊格闘劇の顛末からはじまり、熊撃退グッズの品評会がはじまった。 そうこうしているうちに唐沢川へくだる仕事道方向から「お〜い!」の声。 こちらからは見えないが、向こうからはこちらが見えるらしい。 丹沢ネット情報の先駆者、丹沢写真館さんの登場である。 Vルートはもちろん、一般ルートもふくめて丹沢写真館さんのHPにお世話にならなかった人はいないのではないだろうか。 もちろん、自分も丹沢写真館さんのHPのコピーを片手に山中をうろついた一人である。 丹沢写真館さんをまじえて藪尾根談義、道具談義、熊談義と話題は尽きない。 もちろん山を降りれば各人それぞれの仕事、立場をお持ちの方々ばかりだろうが、山ではそんなことはまったく関係ないし興味もない。 いつもは理解されることがなく、山を降りて話せば「ふ〜ん」で終わってしまう話も、きょうばかりはツーといえばカーの会話に話もはずむ。 山談義も最高潮を迎えていると、またも予期せぬ御仁があらわれた。 何と「ようこそ!山へ!!」のs−okさんではないか。 「大山北尾根・支尾根」を出版されたばかりのs−okさんが多忙なところを押して出席してくださったとのこと。 これもM−Kさんの人徳のなせる業か。 s−okさんの「ようこそ!山へ!!」・「誰も知らない 丹沢」にあこがれてバリエーションを歩くようになった人も多いだろう。 そして、そのs−okさんと丹沢写真館さんという、丹沢バリエーション界の老舗HPの両巨頭がそろって目の前にいるなどということは信じられない現実である。 山談義はさらに拍車がかかり、気がつけばあっという間に15時をまわっている。なごりおしいがそろそろお開きの時間だ。 片付けが終われば、再会を誓って各自思い思いの方角に帰っていく。 花立小僧さん、massyさん、シチミさんの40代トリオは来た道をもどり、唐沢峠から不動尻経由で二ノ足林道、広沢寺へとむかった。 う〜ん、若いのにちょっと物足りないルート取りだ。 50代の自分は一人で大山への最短路、石尊沢右岸尾根を登ってヤビツ峠へ。ふつうである。 60代とは思えない大御所たち三人は最短距離をとり、南大山沢を登って梅ノ木尾根、鍵掛尾根をたどって日向キャンプ場方面へと向かった。さすがである。 水の涸れた南大山沢を登って行く、たくましい年金トリオの背中を見送り、自分もいずれその仲間入りかと考えながら、ひとり石尊沢の右岸尾根に取付く。まっすぐ登れば問題ないと事前にs−okさんのアドバイスをもらっているので安心して高度をかせぐ。 忠実に尾根を登っていくと、柵の脇から雷ノ峰(いかずちのみね)尾根の登山道に飛び出した。 山頂まで5分ほどの「大山の肩」と小さな道標のあるところだ。 あとは来た道をもどるだけ。 帰りの大山山頂はすでにハイカーたちは去り静まりかえっている。 朝は小鳥のさえずりでいっぱいだった登山道もヒグラシの声が響き、帰りも誰とも会うことなくヤビツ峠の駐車場にもどってきた。 充実した一日は終わった。 少し気持ちが弱っていた時期だけに、雑念を忘れて有意義な一日をすごすことができた。 ふだんは単独の行動、そしてまわりからは理解されない山歩きなだけに、よい仲間と巡り会えたことは光栄に思う。 そしてその機会をつくってくれたM−Kさんに感謝である。 2008.8.3 《唐沢集会参加ルート》 国土地理院1/25000改 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
イガイガさん |
M-K 2008/08/05 16:04 |
M−Kさん |
イガイガ 2008/08/05 21:23 |
イガイガさん、 |
massy 2008/08/07 19:36 |
massyさん |
イガイガ 2008/08/07 19:54 |
ども(^0^)/ 超久々のコメントです。 |
もーすけ 2008/08/20 23:04 |
もーすけさん、超久々のコメントありがとうございます。 |
イガイガ 2008/08/20 23:49 |
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