イガイガの丹沢放浪記

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help RSS 「新茅ノ沢」から烏尾山

<<   作成日時 : 2010/04/03 23:00   >>

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沢遊びにはよい季節になってきたはずなのだが、今年はなかなかスッキリた天気になってくれない。
待ち切れずに沢歩きの本格始動に選んだ沢は、烏尾山を源として水無川に流れでる新茅ノ沢だ。
下流域には適度な滝が集中し、詰め上げたあとの下山も容易で比較的短時間の遡行を楽しむにはよい沢である。

                                                     ■烏尾山から三ノ塔を望む
牛首[6:55]…戸川林道[7:11]…新茅ノ沢(しんかやのさわ)[7:28]…新茅ノ沢右岸尾根[9:15]…烏尾山[9:45]…三ノ塔[10:05]…三ノ塔尾根[10:10]…牛首[10:48]


新茅ノ沢へは大倉から水無川沿いの戸川林道で行くのが便利なのはわかっているが、未舗装凸凹路の走行は車高の低い我が愛車には荷が重い。
下っ腹をこすって高い修理代を払いたくないので、道幅は狭いが舗装されている三ノ塔尾根沿いの荻山林道を使うことにした。
少々林道入口が判りにくが、表丹沢林道と合流する牛首まで車で入ることができる。

画像表丹沢林道のゲート脇に車を置き、表丹沢林道から戸川林道にショートカットして新茅ノ沢にむかう。

烏尾山への登山口がある新茅荘の前を通りすぎ、新茅橋の手前で林道をはずれ新茅ノ沢に降り、橋の下をくぐると薄暗い廊下の奥に沢の侵入者を拒むような前衛の滝があらわれた。
落差は3mほどの小滝だが、両サイドはゴルジュの切り立った岩壁なので水流をよじ登らないと越えられない。

飛沫を浴びながら前衛小滝を越えるとすぐに新茅ノ沢F1が待ちかまえる。
落差は7mほどだが、よじ登るにはちょっと気おくれするので右側の泥付き斜面に取り付き、巻いて越える。

F1を越えればまたすぐにF2(7m)が続き、さらにその上にF3、F4が連続しているのが見える。
滝好きにはたまらない場所である。
 ■新茅ノ沢F1
画像画像ここも右から巻いていく。
F2、F3はいっしょに巻き、F4(4m)はどこでも登れる。
F4を越えると連続した滝も一息つき、次のF5新茅ノ沢の大滝は100mほど離れた垂直の壁に水を落としているのが見える。

沢を進んでいくと、乾いた岩の上にはまだ新しい濡れた靴跡が残っていて、どうやら先行者がいるようである。
 ■新茅ノ沢F2、F3                                    ■新茅ノ沢F4
画像F5の落差は10mくらいだろう。
滝下にガレが堆積しているためか、実際よりもだいぶ低く見える。

滝の下まで来て見上げると、先行する遡行者たちが右岸の露岩帯をへつっている最中だった。
ずいぶんと高度感のある危なっかしいところを巻いているようだが、F5の巻き道は少し戻って左岸を巻けば安全で楽に越えられる。
F5の写真を撮り終え、左岸を高巻いて落ち口にでたが先行者たちはまだ高巻き中、滝上にいた一人に話しかけるてみると、大学のワンゲル部のメンバーだそうである。
わざわざ難しい右岸を選んで訓練でもしているのかと思ったが、話を聞いてみるとそういう訳でもなさそうだ。
先人の遡行記録を参考にして右岸に取り付いたようである。

ここで先行させてもらい、F5をすぎるとしばらくは淡々とした沢歩きになる。
 ■新茅ノ沢F5
画像水無川流域の沢には、滝のFナンバーを表記したプレートが設置されている沢が多いが、新茅ノ沢もそのひとつである。
F6、,F7、F8、はひとつひとつではちょっと見栄えがしないが、一連の三段の滝とも見ることができる。

F9(7m)を過ぎると古い石積みの堰堤が連続し、上流側は大量のガレに押し出されて崩壊したり、大部分埋まってしまった堰堤も多い。
画像 
 ■新茅ノ沢F9

沢の傾斜が急になり、Fナンバーの付く滝がなくなると、あとは急峻な沢の詰めだが、きょうは最後まで沢を詰めずに早めに右岸に取り付き、烏尾山の山頂に直接登りつく尾根に上がってみることにした。

画像右岸の取り付きやすそうなところを探し、木の根につかまりながらヤセ尾根を登っていくと尊仏岩風の岩のある岩場が現れた。
さらに登り続けると草付きの尾根になり山頂も近い雰囲気だ。
そのまま登って、山頂南西側のベンチの前に飛びだした。

きょうは時間に制約があり早帰りの予定だが、まだ時間に余裕があるので、少し遠回りの三ノ塔経由で戻ることにした。

烏尾山を下って三ノ塔への登り返しはけっこうきつい。
烏尾山には人影がなかったが、ちょうど塔ノ岳にむかうラッシュタイムにあたってしまったらしく、次から次に三ノ塔を下ってくるハイカーたちとすれ違う。
きつい登りを終え、三ノ塔北のはずれに登りつくと表尾根を見守るお地蔵様が待っている。
お地蔵様に会うとホッとするところだ。

広く平らな三ノ塔の山頂をすぎ、ちょっと単調な三ノ塔尾根を駆け下るようにして牛首に戻ってきた。
「牛首」とは変わった地名だが、三ノ塔を牛の胴体にみたてると、くびれてちょうど首にあたる場所になるのでついた名前なのだろう。

戻ってきた時間もちょうどよく、4時間あまりの周回ルートでも十分堪能することができた。
これからのシ−ズンは沢歩きをまじえたバリエーションの幅も広がり、沢好きにはうれしい季節である。
2010.4.3(土)

《今回のルート図》国土地理院1/25000改

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
イ師匠がシャコタンを乗り回して遊んでると聞いて
おそるおそる参りました〜

む、これは手がかかったかなりの初期型ですね。
表尾根の南側は人が多いので避けてましたが、
「丹沢の谷110」を見ますと結構ありそうですね。
このあたりはみんなシャコタンになってるんですか?
T.I.
2010/04/06 22:25
エンテイ人のエンテイ心を呼び起こすには充分な写真だったようですね。
うかうかしていたT.I.さんも、永い冬眠生活から目を覚ましたようなのでよかったです。

新茅ノ沢はここまでひとつも堰堤はありませんが、上流部にきて現れるこの堰堤の上には、ガレにうずまって役を成していない石積みが狭い間隔で連続します。
下流で見かける無粋なコンクリート塊の堰堤と違って、この手の石積み堰堤は出会って嬉しいですね。
それにしてもこんな狭い渓に現地調達型の堰堤を造るのは大変だったろうなとつくづく思います。

戸川林道は戸沢の出合に営業小屋があるので車は入れますが、エアロパーツが付いているような車には辛い道です。
誤解されるといけないので一言つけくわえますが、私の車は一切イジっておりませんので悪しからず。勝手に低いです。
イガイガ
2010/04/07 06:46

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