イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS 宮ヶ瀬大棚沢の“カネアナ”

<<   作成日時 : 2017/05/07 23:00   >>

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宮ヶ瀬にある大棚沢、名前の由来となった大棚は宮ヶ瀬湖に沈んでしまい、今はその姿を見ることはできなくなったが、大棚沢には土地の人が“カネアナ(金穴)”と呼んでいた廃坑が今もまだ残っている。
連休最終日、退屈しのぎの高取山への散歩がてら、久しぶりに訪れてみた。

この坑道、訪れてみると分かるが、比較的近年まで採掘の作業が行われていた様子がうかがえる。
閉山時期や何を採掘していたのかなど詳しく知らないが、金(きん)が採れたとは思えず、採算が取れそうもないこの穴に固執して掘り続けていたのはなぜだろうか。

宮ヶ瀬湖に流れ込む中津川上流には、矢口入道信吉という落人が隠れ住んでいたという長者屋敷跡があり、その下流に“江の島”といわれる中州状の岩礁がある。今は単なる川の中の岩場だが、その昔は弁天様が祀られ、金の橋が架けられていたということも聞く。そして、この江の島とカネアナとは、水底が通じているという伝承も残っていて、大棚沢の横穴は古くから存在していたことが考えられる。
そんな言い伝えを聞き、長者さまの“お宝”と結び付けて一攫千金をねらった人がいてもおかしくないのでは…
とは、いつものイガイガ勝手な推測、妄想であることをお断りしておきます。

大棚沢広場…向山トンネルから大棚沢入り江右岸…周辺を探りながら金穴へ…イワミチから高取山…鷲ヶ沢右岸尾根…県道…大棚沢広場

宮ヶ瀬ダムの完成により、大棚はこの大棚沢橋の下に消えてしまった。
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湖面が入り込んだ大棚沢の入り江を橋の上から眺める。奥に続く谷間が大棚沢。
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向山トンネルから、入り江の右岸を回り込み、大棚沢から大棚沢橋側を見た写真。
湖底に沈んだ宮ヶ瀬集落から続いていたのであろう桟道の残骸が湖面を突き抜け延びている。
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右岸の斜面を見上げると坑口らしい穴を発見。
確認してみると廃坑、支柱は残っているが、ご覧のとおりいつ崩れてもおかしくない状態、
酸欠や有毒ガスの発生も考えられるので外から見るだけ入りません。
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そして、ビテイの階段を昇り、底板が抜け落ちた鉄パイプだけの桟道で棚の上を渡る。
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階段は大丈夫そうだが、その先がなぁ…
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骨組みだけの鉄パイプ橋をビビリながら対岸に渡り、坑口をのぞき込む。
こちらの坑口が本坑らしい。
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かなり深そうで奥からは水滴が滴る音が響いてくる。もちろん危険は冒さず中には入りません。
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たしかに危険だが、道路でもないこんなところに落石注意、だれが設置した?
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ゴールデンウィークの最終日、おとなしくしているつもりだったが我慢できずに出かけてきた大棚沢。
カネアナは7年前に一度訪れ、坑道の中にも入ってみたが、当時と比べ支柱は腐り荒廃もかなりすすんだ。
事故が発生してからではおそいので、くれぐれも探検心など起こさないようお願いします。

  2017..5.7(日)

《今回のルート図》

    【参考資料】
   「ふるさと宮ヶ瀬」夢工房
   「清川村地名抄」清川村教育委員会
   「落人・矢口長者伝説の研究」落合清治

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