イガイガの丹沢放浪記

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zoom RSS マスキ嵐沢から前権現

<<   作成日時 : 2017/06/02 23:00   >>

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マスキ嵐沢の入渓地点に立つ沢名標柱、だいぶ傷んできたけど、ずいぶん前から立っている。そういえば、初めてここを訪れたときもこの標柱だったっけ。
そんなどうでもいいことは憶えているくせに、沢の中のことはあんまり印象にないんだな。二回は歩いたはずなのに何でだろう…

箒杉バス停そば[7:20]…大滝橋…マスキ嵐沢入渓点[8:00]…マスキ嵐沢…3mのF1[8:06]…950m最後の二俣中間尾根に取り付く[9:50]…前権現北西稜線登山道に合流[10:08]…前権現(箒沢の権現山)[10:27/10:38]…前権現南東尾根…峰山[11:18]…箒沢林道横断[11:29]…箒杉展望台[11:44]…駐車地[11:52]

あっちこっちの沢を歩いているので記憶がこんがらがったり、忘れてしまったりしてもしかたがないのだが、綺麗な滝があったことや、越えられずに苦労したこと、危ない目に遭ったことなど、何かしらの印象は残るものだ。しかし、それがほとんどない。お前の脳ミソが腐ってきた証拠だろうと言われてしまえば、そのとおりなので否定はしないが、入渓地点のことや、詰めのアリ地獄でもがいたことなどは記憶にあるのに、肝心な沢の様子がない。まあ、ある意味新鮮に歩けるということ、行ってみれば分かるさと暇にまかせて出かけていった。

遡行終了後の前権現からの下山ルートを考慮して、箒杉手前の県道駐車余地に車を置いて出発する。
まだ朝も早いし平日なので、人に遇うことなどないだろうと、大滝橋から大滝沢沿いに入り、マスキ嵐沢の出合まできたところで不意に前方から年配の単独者があらわれた。山慣れした感じだが、いくらなんでも西丹沢自然教室から畦ヶ丸を周回してくるには早すぎる。「ずいぶん早いですね。小屋泊ですか?」とすれ違いざまに尋ねてみるとテン泊してきたとの返事。なるほど、オレにはない山の楽しみ方だなと歩きだすと、今度はすぐ後ろから三人組がやってきた。前の御仁とは別グループのようなので訊いてみると、こちらは避難小屋に泊まったそうだ。楽しみ方は人それぞれ様々だなと、あらためて感心しながら、トップに掲げた写真の道標からマスキ嵐沢へと入渓した。

すぐに迎えてくれたのが写真の3m棚、ここは左端が歩いて越えられる。
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越えた先はナメ床になり、岩盤は西丹沢ならあたりまえの白い石英閃緑岩なのだが、
水量の少ないマスキ嵐沢は、コケに覆われコゲ茶色だ。
中途半端に水際を歩くとコケに足を取られるので、水流で洗われた水の中を歩いていく。

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そうは言っても、油断するとツルッと滑りそうで怖い。
続く3m棚は左の緑色のコケを登って越える。
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ひさしのように突き出た石小屋のような大岩が二つ並ぶナメをすぎる。
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こんな岩が沢床にあった。道志の室久保沢にある『的様(まとさま)』に似た岩だ。
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崩れ落ちてきた大ガレが積もり重なったゴロタの滝。
ここも余計なことをせず、水流を登ったほうが簡単なようだ。
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ヌメヌメの二段15m。下段のナメ状は歩いて登り、上段も乾いていれば簡単に登れそうなのだが、
ホールド、スタンスともにヌメヌメなので躊躇してしまう。
写真がヘタクソでイメージがでない。
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続くトイ状滝も水流を登るのが簡単。
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どいつもコイツもヌメヌメでイヤラシイ。
右の写真は上の段の滝、釜の右から取り付き水流沿いに登ったら上部で右に逃げて抜ける。
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ここはどうしたんだっけな…
難しそうに見えるけど、巻いた記憶はないので、水線沿いを登ったと思う。
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標高はまだ850mにも満たないのに、すでに水の流れはチョロチョロ。
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ここをすぎると、核心と言えるところがないまま水は涸れ、傾斜もダラダラで詰めの様相になってきた。

ハハ〜ン、そうかなるほど。遡行したときの印象が薄かった訳が分かったぞ。
大きな棚はないので、次を期待しつつ核心がないまま水が涸れ、アドレナリンを放出することなく終わってしまったのが要因らしい。沢の雰囲気は悪くないし登れる棚ばかり、とくにつまらない沢というわけではないが、あっけなく終わってしまったので印象に残らなかったようだ。


870mの二俣、ここは右へ。
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950mの最後の二俣、初めてのときは左に入って、最後は畦ヶ丸よりの鞍部にあがるところでアリ地獄のようなザレにもがいたのを覚えている。まっすぐ詰めれば、前権現側の鞍部にでるはずだが、ここも最後はザレているはず、もがきたくないので中間尾根に取り付く。

尾根に乗るところは猿登りだったが、乗ってしまうとイイ尾根だ。
たどっていくと西沢からの径路が登ってくる権現山ルートに合流した。そしてそのまま権現山へ。


土管に蓋をした簡易腰掛が並ぶ前権現の山頂。
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10分ほどポカ〜ンと、丹沢湖方面を見下ろす景色を眺める。
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時間的には早いが、もうムリの効かない年代、欲張って歩くとあとが大変なので余裕をもって下山開始、駐車地までの最短ルートで、峰山経由の尾根をくだることにした。山頂の少し東に寄ったところから、保護柵に沿って南にくだり、南東の尾根へとくだっていく。地形図では、等高線の間隔が狭い広い斜面だが、要所できっちり方角を確認して南東の尾根に乗ってしまえば、あとは悩むことなく下降できる。
三角点がある峰山は、なんの変哲もない植林の中の小平坦地。尾根筋は二つに分かれるが南東の尾根をくだっていく。箒沢林道を横切り、さらに南東へとくだっていくが尾根筋を最後まで行ってしまうと行きすぎてしまう。途中から南に向きを変え箒杉まで降りたいのだが、周りは植林で箒杉は見えない。方角の見当をつけて南に降りてヤブを掻き分けると、ひょっこり箒杉の展望台にでた。

展望台からの箒杉。
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展望台には額縁を模した枠が置いてあり、箒杉を絵画に見立てて写真が撮れるようになっている。
しかし、せっかくのアイデアも手すりがじゃまして絵にならない。角度を変えても写りこむので、もうひと工夫欲しいところだ。

 2017.6.2(金)

《今回のルート図》

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